ダービースタリオンとウイニングポストの両ゲームの特徴と違い
日本の競馬ゲームでは、ダービースタリオンとウイニングポストという2つのゲームが人気です。ダービースタリオンは2020年末にNintendo Switchで新作が出ましたし、ウイニングポストは毎年新作が出ています。
僕自身もダービースタリオン(通称ダビスタ)は中学生の頃にプレイステーション版を遊びましたし、ウイニングポスト(通称ウイポ)も近年は毎年買っています。
そこで今回は、競馬ゲームを初めてプレイする人やダビスタとウイポをプレイしたことがない人向けで、両ゲームの特徴と違いの記事になります。
ダビスタとウイポは同じ競馬ゲームですが、違いはいくつかあるのでまずはお互いの特徴を書いていきたいと思います。
ダービースタリオンの特徴
90年代はダビスタが社会現象になり、ダビスタ専用のゲーム雑誌が発売されたこと(僕も数冊書いました)もありました。21世紀になってからゲームバランスは優れているとは言えず、評価を落としていました。
ダービースタリオンの最新作は先ほども書いたように、2020年12月にNintendo Switch版が発売されました。僕自身もプレイ経験があります。
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ゲーム自体は少ない資金から始まり、サラブレッドを生産、そして入厩後は調教もできるので、生産者兼調教師のプレイができます。
そしてレースで結果を出していくというパターンを繰り返すという感じです。牝馬ならば繁殖牝馬にして牝系を伸ばすことができますし、牡馬でもG1を勝つなどの結果を出せば種牡馬として残すことができます。
またファンファーレは実際のJRAのレース前に流れるものと同じものが使用されています。これは他の競馬ゲームと違う部分でもありますね。レースでは発売された直近で走っていた実在馬と戦うことになります。
さらにはブリーダーズカップという、所有馬を登録すれば他のプレイヤー所有馬と同じレースに出して競わせることもできます。昔は全国大会(今もそうかもしれませんが)も行われました。
ダビスタはゲームシステムとしてはウイポよりも若干シンプルな感じに思いますが、根強いファンというのは今でもいると思います。実際にYoutubeでもプレイ動画を出している人も多いですし。
ウイニングポストの特徴
ウイニングポストはコーエーテクモゲームスが販売しているのですが、現在発売されているシリーズはウイニングポスト9です。2021年4月にはウイニングポスト9 2021が発売になります。
ウイポの特徴としては、時系列で年度が進んでいくというのがあります。例えばウイニングポスト9 2020は1991年スタートで、クラシック路線ではトウカイテイオー、古馬中長距離路線ではメジロマックイーンが登場します。
追記 2023年6月16日
2023年現在でウイニングポストシリーズの最新作はウイニングポスト 10になっています。
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実際の史実馬と戦って年度が進んでいくと、史実期間が終わります。そのあとは架空馬と対決するという感じで、実際の競馬のようなサイクルでプレイしていきます。
プレイヤーは馬主兼生産者となって進めていくのですが、秘書システムが導入されたり、架空のライバル馬主や競馬関係者が登場。近年の作品では結婚して子孫を残せるシステムも導入されています。
また海外レースも充実していて、海外に牧場を開設することもできるのが特徴です。ウイポ 9 2021ではサウジカップなども収録されるとアナウンスもありました。
あとは新しくゲームを開始する場合はデータを引き継ぐこともできます。100億までの資金やお守りや牧場施設の一部が引き継いでプレイができるのも特徴です。
ダビスタとウイポの主な違い
・ウイニングポストシリーズは時系列でゲームが進む
・ダビスタはJRAで実際に使用されているファンファーレが流れる
・海外レースの充実度ではウイポが圧倒的に上
・ウイポは他の登場人物とのやり取りが多い
ウイニングポストシリーズは時系列でゲームを進めていくのが特徴です。自家生産馬で登場する史実馬を倒していくスタイルを楽しむ人もいますし、ウイポでは史実馬を所有することもできます。
ダビスタはランダムでレースに出走してくるメンバーが決まるので、G1レースでは強力なメンバー構成になることもあれば、手薄なメンバーになることもあります。
またJRAで使用されているファンファーレを体験できるのはダビスタです。本馬場入場曲も同じですね。ウイポでは独自のファンファーレが使われています。
そして海外レースの数ではウイポが圧倒的に上。ダビスタではドバイワールドカップと凱旋門賞のようなレースだけですが、ウイポは国内ではマイナーな重賞レースも収録されています。
またライバル馬主とのやり取りや結婚システムがあるのもウイポの特徴ですし、ゲームの難易度も設定できますし、ウイポは騎手や調教師の一部は実名で登場していますが、多くは仮名で表記されています。
ダービースタリオンをプレイすることをオススメする人
・シンプルなゲーム進行がしたい人
・自分で調教をしたい人
・ブリーダーズカップで他のプレイヤーと勝負したい人
ダビスタとウイポでは、ダビスタの方が難しい理論というのはあまりなく、やや単調なシステムながらやり込み要素はあります。ただSwitch版では馬の適性などもう少し細かな要素も含まれてきました。
またJRAのレースでも実際に使用されているファンファーレや本馬場入場曲が使われているのもこのゲームの強みだと思います。使用権に関しては独占的な契約があるのかもしれません。
あとは生産者と調教師も兼ねているので、自分で調教して育てたい人にも向いていると思います。ウイポは淡白な指示しか出せないので。
ブリーダーズカップでは他のプレイヤーが生産した馬と走らせることもできますし、今でもダビスタのブランド力はあると思います。
ウイニングポストをプレイすることをオススメする人
・史実馬を所有したいと思っている人
・海外レースに参戦したいと思っている人
・登場人物とのやり取りがしたい人
ウイニングポスト7から史実馬を所有することができるようになりました。最初は名馬を所有することは簡単ではないですが、お守りを獲得していけばより実際に結果を残した競走馬を所有することができます。
また海外レースはダビスタよりも充実しているので、実際に日本の競走馬も海外に遠征して結果を出しているように、海外レースへ積極的に出走したい人にもオススメ。またウイポ9から欧州への馬場適性などのパラメーターも追加されました。
あとはウイポ8から結婚システムが導入(ウイポ9は導入されていませんが、2020年版では復活しました)され子孫を残せることもできますし、ライバル馬主などとのやり取りもあるのが特徴。
繰り返されるイベントは面倒に感じる時もありますが、他の登場人物とのやり取りはダビスタとの差別化を図っていると思います。
あとは複数のハードでの発売。例えば新作となるウイニングポスト9 2021はNintendo Switch、PS4、Windowsで発売されるのもいいですね。
今日のまとめ
より箱庭要素が大きいのはウイニングポストだと思いますが、ダービースタリオンはもう少しシンプルなゲームシステムなのかなと思います。ウイポは配合理論なども細かいですしね。
共に長い時間遊べるので、家で過ごす時間が多い現代では最適なゲームであると思います。
追記 2021年4月28日
ウイニングポスト9 2021を購入した記事も書きました。
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