ウイニングポスト9 2021の良いところと気になる部分とは?
今回はゲームの話。発売から1ヶ月以上経つのが、競馬シミュレーションゲームであるウイニングポスト9 2021です。僕自身もそこまでゲームを進めていませんが、ゴールデンウィーク中などにプレイしていました。
本来ならもう少し早く書くべきだとは思うのですが、ウイニングポスト9 2021の良いところと気になる部分についての話です。
今作は楽しめていますし、進化した要素もあるのですが、気になる部分も同時にあります。これらについてもう少し深掘りして書きたいと思います。
ウイニングポスト9 2021の良いところ
ゲーム開始年度が5つから選べる
ゲーム開始年度については選択肢が増えました。前作の2020では1991年スタートと未来シナリオである2021年スタートの2つからの選択でしたが、今作では5つの開始年度から選ぶことができます。
・今までのシリーズでスタンダードだった1991年
・日本調教馬が海外G1を初制覇した1998年
・ディープインパクトが無敗3冠を達成した2005年
・未来シナリオの2022年
僕は最初のプレイでは1984年スタートにしました。ウイポ8のように早めに種牡馬施設を拡張すれば、ニジンスキーやロベルトといった海外の種牡馬を種付けできるのがうれしいですね。1991年スタートではニジンスキーやロベルトなどを種付けで選択するのは無理ですからね。
やり込み要素のある安定の面白さ
シリーズ初代であるウイニングポスト9はゲームのシステムといっていいのかわかりませんが、不満点も多く出たのですが、前作のウイポ9 2020では改善されて遊びやすくなりました。
ウイポ9 2021でも引き続き新要素を含めてやり込み要素のあるゲームだと思います。1984年スタートから血統構築もできるのも楽しい。
ゲームバランスですが、特にストレスは感じません。最後の直線で前が詰まるケースはあまりないですし、不可解な敗戦も少ないです。ただ特定の馬や地方が強いのはあります。
新要素も評価
新要素も良い部分があると思いますし、僕は新秘書の竜胆しおりさんを選択しています。またサウジカップ追加などの最新の競馬データや番組が反映されているのも強調点。
そして個人的にはカメラワークが良くなったこと。最後の直線のゴール前ではカメラワークを引いた広角な視点で見られるようになったので、勝ち馬が抜け出した場合、離れた2番手以下が画面に入ってこないという映像が少なくなりました。
実際の競馬中継ではできないようなカメラワークは現実的ではないと思っていましたが、カメラワークがより柔軟になったのはいい部分ですね。
ウイニングポスト9 2021の気になる部分
世界最強馬決定戦は一長一短
新要素の世界最強馬決定戦は、ウイニングポスト8時代の世界頂上決戦よりかはいいです。5年に1度とはいえ、強制参加でしたので面倒でした。
ただ世界最強馬決定戦は年に1レースだけの開催なのですが、レースが香港スプリントに設定された時にゴールデンフェザントが出走して勝ったというにはどうかと思いました。史実では91年のジャパンカップを勝った馬なのですが。
指定されたレースには招待されなくても出走はできる点はいいのですが、そのレースのメンバーレベルがかなり高くなるので、勝つのは簡単ではないとも感じましたね。
完全燃焼の特性は厄介
今作では中10週以上間隔が空いて重賞に勝利すると、「完全燃焼」という特性が付く場合があります。レース後に調子が下がり、疲労も溜まります。
他の人も言っていましたが、春のクラシックを走った後に放牧し、その後秋のトライアルレースを勝つと完全燃焼の特性が付くのはどうなのかなと。
もちろん実際の競馬でも反動がでるパターンはありますが、完全燃焼の定義についてはもう少し考える必要はあるでしょう。
今日のまとめ
他にも言いたいところはありますよ。地方馬が相変わらず走るとか、訪問者が多くてゲームのテンポに影響がでる(イベントを短縮できる場合もありますが)とかね。
でも全体的には良い仕上がりになっていると思いますし、改善点もアップデートで修正してくるでしょうからしばらくは楽しめそうなゲームになります。