気まぐれサブマリン

家電やゲーム、スポーツなど自分が気になったことや考えたことを書いているブログです。2022年10月現在の合計アクセス数は85万越え。

野球国際大会によるプレイヤーへの弊害について考える

 

f:id:topgun428:20190317210739j:plain

 

公開日 2019年11月18日

 

 

野球の国際大会であるプレミア12は日本代表が優勝したようです。僕は地上波の中継が大嫌いなのでJSPORTSを契約して視聴してもよかったのですが、結局はワンシーンも視聴しませんでした。

 

野球をしているのは日本だけで、その他の地域ではベースボールをしているという考えはひとまず置いといて、2000年代に入り野球の国際化は変化をしました。

 

オリンピックではプロの参加が認められたと思えば一時的に競技は除外。そして2006年には第1回のワールドベースボールクラシックWBC)が開催され、近年はプレミア12も設立されました。

 

ここでは野球の国際大会が行われることによっての弊害について考えてみたいと思います。特にプレイヤーへの影響は以前よりも変わってきていると思います。

 

 

国際大会によるプレイヤーへの弊害

 

まずは今年にプレミア12を行う存在意義というのはどうだろうということ。来年の2020年には東京オリンピックがありますし、翌年の2021年にはWBCが開催されます。

 

このタイミングでプレミア12を開催するのはどうなのか。プレミア12はメジャーリーガーがほとんど出場していないので、そういうコンテンツだということでしょう。

 

国際大会の格付けとしてはWBC>オリンピック>プレミア12の順では無いでしょうか。まずメジャーリーガーの参加が多いWBCが世界最高峰の国際大会であると思います。

 

日本代表もケガやコンディション不良で辞退した選手もいますし、WBCと比べて真剣に取りに行くタイトルでは無いのかなと思います。歴史も浅いですし。

 

WBCの中間に行われる大会としてはアリかなと思いますが、立て続けに国際大会が行われることのプレイヤーへの影響について考える必要はあると思います。

 

国際大会後には反動が出るプレイヤーもいる現実

 

WBC後に明らかになったのは、その国内でのシーズンで影響が出て本来の能力を出せない選手もいることです。

 

WBCは国内のシーズンが始まる前の3月に行われるコンペティションなので、代表の選手はそこにピークを持ってくるのは当たり前だと思います。

 

WBCがピークだとすると、国内のシーズン開幕戦にはピークが過ぎて状態が下がってきている選手もいるはず。そうなるとベストパフォーマンスを出すのは簡単では無いです。

 

さらにはWBCを戦うプレイヤーのプレッシャーは計り知れないと思いますし、国の代表の訳ですし、大会後には心身共に疲弊している場合もあるでしょう。

 

それによってWBCの反動がシーズンに来るケースもあります。2017年で代表だった千葉ロッテマリーンズの石川歩投手や東京ヤクルトスワローズ山田哲人選手はシーズンでは本来の力を出せなかったと思います。

 

見ている側(特に日本の素敵なメディア)もそういったWBCを戦うことが、シーズンでどういった影響を与えるかを考える必要はあると思います。ただ単に結果が出ないから批判すればいいものでは無い。

 

シーズンオフの国際試合はプレイヤーの休養を潰す

 

プレミア12は各国のシーズンが終わった後に開催されます。近年はシーズンオフに国際試合をするケースも増えました。

 

それの弊害はプレイヤーの休養期間が短くなることでしょう。1月の初めからシーズンに向けての始動することを考えると、ちゃんと休めるのは1ヶ月半ほどになります。

 

もちろん休養をあまり取らなくても平気なタフな選手はいるでしょう。だからプレミア12を戦ったプレイヤーはシーズンオフの過ごし方は重要ですね。

 

11月まで試合をこなすというのはプレイヤーには負担がかかると思います。日本だと日本シリーズまで戦ったプレイヤーは試合数は自然と多くなる訳ですし。

 

休養期間が減ると、翌シーズンへの影響が出る懸念は出て来ると思います。さらに2020年シーズンは東京オリンピックがありますし、より複雑だと思います。

 

日本だと秋季キャンプの必要性なども疑問に思いますし、最先端の技術を使用してもアスリートには休養も重要だと思うので、そこも国内ではもっと議論すべき点だと思います。

 

 

今日のまとめ 

 

野球の普及のためには国際大会の開催で競技をアピールすることも重要なのは確かです。主催者も利益があるから開催するのでしょうし。

 

しかし、試合数の増加により選手への負担も増えるということも考えるべきでしょう。休養が少なくなると、コンディションの問題も出て来るでしょうし、故障につながるケースも想定できます。

 

日本の野球ファンやメディアの一部の人は似たような見解を持つ人もいるでしょうが、もう少し多角的視点で考えることや、本質を考える重要性は野球以外でも共通していると思います。